× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 福島市は、県中通りの北部に位置し、緑豊かな自然に恵まれ、面積746平方㎞という広大な地域を有し、市の中央部に信夫山がそびえ、東部に阿武隈川が流れる人口約293000人(平成20年3月末現在)の福島県の県都です。
福島県立美術館は市内の森合に1984年7月に開設しました。この敷地は元々福島大学の経済学部のキャンパスだったのですが、福島大学が郊外に移転したため、この敷地に県立の図書館と美術館が建設されました。
福島大学行政政策学類の辻みどり教授のゼミでは、2008年に県立美術館が「地域に親しまれ、魅力あるまちづくり」につなげる研究が行われ、ゼミ生と中国からの交換留学生の8人で、美術館の文化ボランティア活動をするなどして、地域と美術館の関わりについて考えてきました。「初心者の目線で美術館の楽しみ方を検討すること、市民も参加できる活動を展開すること」等の提言をまとめ、美術館に提出しました。
2009年は前年の実績を踏まえて、福島大学の教員、卒業生、学生、県立美術館の学芸員、商工会議所の青年部などの多様なメンバーが参加して「美術館とまちづくり研究会」がスタートしました。5月には、「アンドリュー・ワイエス展」に合わせて、ワイエスの作品「パイ用のブルーベリー」に因んだ「ブルーベリーデー」と名付けたイベントが行われました。
ブルーベリー色の服や所持品で入館料の割引を行い、ブルーベリーの苗をプレゼントするなどユニークな内容になりました。
6月には、レジェの版画集「サーカス展」に合わせて、「サーカスに行こう!」というイベントが行われました。催しの内容は、楽団の演奏、塗り絵配布、物販、ジャグリング挑戦など地域住民の皆さんにレジェの作品に興味をもってもらうように工夫したものでした。 海外ではEU各国を中心に、芸術・文化の創造性を生かして都市の活力を生む「創造都市戦略」が進められています。美術館という存在が市民にもっと身近になれば、芸術・文化を通したまちづくりが期待できるはずです。
このグループの中心である辻教授の専門は、近代英米文学、近代英国文化です。地域の宝として育っていくこのグループの活動を今後も見守っていきたいと思います。
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